USBウォッチドッグ・電源リセットデバイス 「リセットマスター」
「リセットマスター」は、PCに異常が発生した際に確実にPCをリセットするための専用USBデバイスです。自作PC等のマザーボードのリセットボタンピンに取り付けて使用します。
概要
リセットマスターは、210秒経過するとマザーボードをリセットするシンプルなデバイスです。 専用の制御コマンドを呼び出すことで210秒のタイマを0にクリアできます。 PCを連続稼働させるには、210秒経過する前に定期的に制御コマンドを呼び出すようにします。
もし、PCやOS自体がフリーズ・ハングアップした場合など、制御コマンドの呼び出しが停止すると、 マザーボードが強制的にリセットされます。 そのため、通常のプログラムからは再起動ができないケースでも確実にリブートできます。
制御コマンドが実行されなくなってから180秒経つと警告ブザーが鳴り始め、さらに30秒経つとリセットされます。 これらの秒数は自由にカスタムできます。
応用例
- デジタルサイネージ
- 遠隔IoTデバイス
- マイニングリグ
接続方法
上記の接続図を参照して、マザーボードのリセットボタン用ピンと、リセットマスターの出力ピンを接続します。(+と-の極性があります) リセットマスターと並列して手動のリセットボタンも使いたい方は、リセットボタンを接続します。
USBケーブルでリセットマスターとPC本体と接続します。
PCを起動します。
リセットマスターがリセットを実行しないよう、制御コマンドで内蔵カウンタをクリアしつづけます。
制御コマンド
汎用制御コマンドTD-USBを使用します。
WindowsやLinuxのコマンドラインから下記を実行するとTDPC0201の内蔵カウンタを0にクリアします。 お使いのPC環境から、定期的にこのコマンドを実行するようにしてください。
> td-usb tcpc0201 set
デバイスの動作設定を変更することもできます。
次の例では警告ブザーが鳴るまでの時間を300秒に, 警告ブザーが鳴ってからリセットが発生するまでの時間を10秒に変更します:
> td-usb tdpc0201 set WATCHING_TIME=300
> td-usb tdpc0201 set WARNING_TIME=10
デバイスの設定を変更し終わったら本体の不揮発目メモリに書き込みます(saveしないと電源OFFで設定が元に戻ります):
> td-usb tdpc0201 save
動作条件
- AT互換機用のリセットスイッチ(2ピン)が利用可能であること
- USBポートを備えること
- Windows 7以降もしくはLinuxが動作すること
ソフトウェア・ドキュメント・その他資料
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