USB心拍センサ 開発キット 「パルスラボ」
パルス・ラボは心拍を利用したアプリケーションを研究・開発するためのキットです。センサ本体・心拍プローブ・制御プログラムなどが含まれます。
各種コントローラ、ロボット、スポーツ・ヘルスケア、マーケティングへの応用のほか、アカデミックな実験機材・教材として、幅広く活用いただけます。
心拍を使ったアプリ開発ができるパルスオキシメータ開発キットです
・デモプログラム付きで、チュートリアルに沿えばすぐに波形の確認・保存が可能です。
・専用コマンドで独自アプリケーションとの連携ができます。
・専門的な解析のために、生の可視光および赤外線の透過強度波形が取得できます。
・指を挟むタイプのプローブのほか、指サック型、汎用のディスポーザブル型のプローブが利用可能です(オプション)。
デモ動画
光による心拍センシング - パルスオキシメータの原理
人の指先は、心拍に応じて色がわずかに変化しています。指先の色の変化は、酸素に結合したヘモグロビン(O2Hb)と結合していないヘモグロビン(HHb)で、吸収する光の波長が異なるために起こります。指先に心臓から新鮮な血液が供給されると、ヘモグロビンはほとんど酸素に結合したO2Hbになります。そして、すぐに酸素が消費されてO2Hbの割合が低くなります。さらに次の心拍により、再びO2Hbの割合が上がります。このようにO2HbとHHbの濃度が心拍ごとに色の変化として表れます。
より詳しい内容は技術解説「光による脈拍センシング: パルスオキシメータの原理」をご参照ください。
パルス・ラボは、1秒間に約800回、可視光と赤外線の2種類の波長のLEDを指先に照射し、フォトダイオードを用いて透過光量を測定します。光量の変化は指尖容積脈波として捉えられます。また、可視光と赤外線の光量の比率を計算することで酸素飽和度の算出が可能です。
さまざまな用途に応用できます
・心拍や脈波を利用する独自システム・アプリケーションの研究開発 ... コントローラ、ロボット、スポーツ・ヘルスケア、ゲーム、心理・認知科学、ほか・パルスオキシメータ開発の教材/実験用途 ... 学習に最適。波形を確認しながらSpO2算出の原理が理解できます。
・オリジナルのSpO2デバイス開発 ... 動物など特殊用途に向けた試作開発
・脈波の解析用途 ... 加速度脈波などの脈波の信号処理実験
・その他各種の実験・研究開発用途 ... アーチファクト除去アルゴリズムの開発等
よくある質問
Q. 他の東京デバイセズ製の心拍センサ(IWS900等)との違いは何ですか?
A.
(1)東京デバイセズのIWS900等はハードウェアに組み込むための基板モジュール製品です。使用するには電子回路の知識が必要です。一方、パルス・ラボではハードウェアの開発が不要です。
(2)東京デバイセズのIWS900等は、赤外線のみを用いた簡易な心拍センサです。一方、パルス・ラボは赤外線と可視光の2波長を用いています。
Q. 心拍数の時系列変化をファイルに保存してエクセルから読み込めますか?
A. はい、可能です。デモプログラムを使って、心拍数、酸素飽和度、信号品質に関する情報や心拍の生波形などをテキストファイルに出力できます。
キット内容
・USB接続心拍センサIWS920 本体 ×1個
・センサプローブ 指先型×1個
・取扱説明書 ×1
対応環境
・USBポートを搭載したWindowsコンピュータ (Windows 7, 8, 8.1, 10 の 各32/64ビット版対応)
・Microsoft .NET Framework 4以降がインストールされていること
注意事項
本製品は医療機器ではありません。医療用途には使用できません。パルスオキシメータ自体を開発しようとする技術者の実験や、生物学・医学・情報科学等の学術実験に使用される目的の開発キットです。エンドユーザ向けの最終製品ではありません。デモアプリケーションが算出する心拍数・酸素飽和度は参考値です。値の信頼性についてはお客様により検証いただく必要があります。
関連キーワード
USB パルスオキシメータ, パルスラボ, USB 心拍計, SpO2, 脈拍, 指尖容積脈波, 加速度脈波 測定
ソフトウェア・ドキュメント・その他資料
- USB心拍センサIWS920開発キット「パルス・ラボ」 ツール・SDK 1.5.1 2176 KB
- USB心拍センサIWS920開発キット「パルス・ラボ」 データシート・マニュアル 1.5.1 837 KB
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1 | 39,800円 |